人が生きていくうえで、気持ちが落ち込むことは必ずあります。その落ち込み具合や原因は人それぞれですが、ひどく落ち込んで何も手につかないような状態になったことは、誰にでもあるのではないでしょうか?
今回は、そんな状況になってしまった時に少しでも気持ちを元気にする方法をご紹介します。ぜひ、参考にしてみてください!
まずは、気持ちが落ち込んでしまう原因について見てみましょう。仕事でミスをした、彼氏にフラれた…など、人によって落ち込む理由は違うでしょう。
ここで、多くの人が経験している辛い出来事を、大きく4つに分けてご紹介します。
気分が落ち込んでしまう原因として、1番多いのがこちらではないでしょうか?何かに対して努力をしていたのに上手くいかなかった、失敗した。こんな時は、これまでの努力が無駄になったような気になり、後悔ばかりが頭に浮かんでしまいますよね。
落ち込んでいても何も変わらないことは自分で分かっているものの、失敗した時の瞬間がフラッシュバックして、眠れない夜を過ごしている人も多いでしょう。
自分の理想と現実のギャップに直面したとき、人は落ち込みます。学校や仕事、人間関係、人が生きていくなかで関わる全てのことで思い通りにいかないことも出てくるでしょう。
「何で上手くいかないんだろう」「何が悪かったのかな?」「どうして分かってくれないの…」というモヤモヤを抱えて、この先の自分の進む道が分からなくなってしまいます。
自分と人は違うのですから、思い通りにいかないことの方が多いのは当たり前。その分解決方法が見つかりにくいというのも難点です。
友達とケンカをしたり、誰かに傷つけられるような経験をすると、人はひどく落ち込みます。周囲の人の反応が怖くなり、どんどんネガティブな方向に考えてしまうでしょう。
学校や仕事、家族関係において、全ての基盤となっているのが人間関係です。これが上手くいかないと、他のことも上手くいかなくなるのは目に見えていますよね。特にトラブルの相手が親しい人だった場合は、なおさら凹みます。
何事にも完璧で、どんなに人付き合いがいい人でも必ず経験するのが、恋愛での心の痛みや辛さ。片思いの相手になかなか振り向いてもらえない、恋人にフラれた。恋人の気持ちが分からない。
こんなときは、誰もが「恋愛って辛いな…」と感じるでしょう。この場合も人間関係の問題と一緒で、相手はもともと他人です。自分の気持ちと相手の気持ちがすれ違うのは当たり前。人の気持ちは自分の努力だけではどうにもならないことの方が多いのです。
落ち込んでいる原因の中で、あなたはどれに当てはまりましたか?何か解決できる方法があればいいのですが、この記事を読んでいるということは解決策が見当たらない人がほとんどでしょう。
ここでは、解決策ではなく、まずは元気を取り戻す方法をご紹介します。元気を取り戻すことで、きっとトラブルに立ち向かう勇気が湧いてくるはず。
落ち込んでいる時は、何もしたくない、誰とも会いたくないという状況に陥ることがあるでしょう。そんな時は、まずはネガティブになっている気持ちを前向きにしなければ、前に進めません。
そのためには、今の気持ちをどうにかしてリフレッシュする必要があるでしょう。まずは、自分がしたいと思うことをしてください。映画を見たり、運動をしたり、1日中寝るのもいいでしょう。
少しでも気分が軽くなったら、外に出ましょう。何の目的もなく外を散歩してみると、不思議と自分の気持ちに向き合うことができます。スマホやネット、テレビなどがない場所で、頭の中を整理・リセットしてください。
落ち込んだ気持ちを元気にする方法として、とことん落ち込むことも必要です。これは、矛盾しているようですがそうではありません。
落ち込んだ状態を何とかして解消しようという気持ちは悪いことではありません。ですが、それは極端に言えば自分の気持ちをごまかそうとする行為でもありますよね。自分に嘘をつくということは、それだけでストレスになるはず。
だったら何も、無理して元気を出さない方が効果的な場合もあります。家で号泣してもいいんです。日記やブログに思いを吐き出してもいいのです。
とことん落ち込んでみてください。きっと気持ちがスッキリするはずです。
失敗や失恋などで落ち込んでいる場合、自分がどう動いても解決できないことがあるでしょう。そんな時は、落ち込んでいる原因と向き合わずに、現実逃避をすると、案外気持ちが軽くなるかもしれません。
よくあるのが、1人旅行。1人旅行では常に新しい刺激が舞い込んできます。どこに行こうか、何をしようか、と考える時点で、あなたは問題から目を逸らせているということ。
人は、考える時間があればあるほど、そのことで頭を悩ませてしまいます。逆を言えば、他のことを考えるようにすれば、嫌なことは忘れやすいということ。旅行だけではなく、ドラマを見たり本を読んだりするのもおすすめです。
あなたがもし、今最悪な状況にあるのなら、この際失敗を恐れずにトラブルに立ち向かっていくという方法もあります。今より悪い状態になるわけがないと考えれば、怖いものなし。
人間関係で悩んでいるのなら、勇気を出してその相手と話してみましょう。失恋して落ち込んでいるのなら、もう1度アタックできる状態になるまで自分を磨いてみましょう。今のあなたの気持ちをスッキリさせる方法は、あなたが1番よく分かっているはず。
だったら、失敗するかもしれないけれど、なんとかそれに向かって努力していくしかありません。
ここからは、あなたの背中をそっと押してくれる、著名人たちの名言をご紹介します。ただの”言葉”だと侮ってはいけません。前向きな人の言葉を吸収することで、自分の気持ちを前向きにもっていくこともできるのです。
心に響いた言葉があれば、それは今あなたに必要な言葉。そこから、今の自分の本当の気持ちが見えてくるでしょう。
私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。
トーマス・エジソン
蓄音機や発熱電球を発明したエジソンの言葉。エジソンは凄い人!ということは、揺るぎない事実ですが、それまでにはきっと失敗も多くあったでしょう。しかし、それは失敗ではなく成功する方法ではなかっただけのことなのです。
人を信じよ、しかし、その百倍も自らを信じよ。
手塚治虫
今あなたが落ちこんでいるのは、これまでの後悔やこれから先の不安があるからでしょう。今の状況はあなた自信が選択を重ねてきた結果です。また、これから先もあなた自信が未来を切り開いていかなければなりません。
自分を信じてみませんか?
できると思えばできる、できないと思えばできない。これは、ゆるぎない絶対的な法則である。
パブロ・ピカソ
自分はできるんだ!こう信じることが大切です。なぜなら、できないと思った時点で、それはできないことになってしまうから。あのピカソが絶対的な法則だというほどです。この言葉を信じて、前に進んでみてはどうでしょうか?
今はないものについて考えるときではない。今あるもので、何ができるかを考えるときである。
ヘミングウェイ
人は、今以上のことを求めてしまうもの。落ち込んでいる人のほとんどが、理想の自分像を持っているでしょう。過去の後悔や高い理想は一旦捨てて、今のあなたに何ができるのかを考えてみましょう。
すべての困難は、あなたへの贈り物を両手に抱えている。
リチャード・バック
落ち込んでいるということは、何かの困難に立ち向かっているということです。その困難を乗り越えたとき、きっとあなたは成長します。せっかく贈り物を両手に抱えて待っていてくれるのですから、立ち向かってみてはどうですか?
落ち込んだ気持ちを抱えている状態は、決していい状態とは言えません。ですが、それが悪いかと聞かれると、そうではないのも事実です。落ち込むことで、これまでの反省点や改善策が見えてくるでしょう。
それは、あなたにとって成長するきっかけにもなるのです。大切なのは、同じ過ちを繰り返さないこと、または視点を変えて楽しみを見出すこと。今は、無理に気持ちを元気にするのではなく、とことん自分の気持ちと向き合う時なのです。