人が生きて行くには働いてお金を稼ぐことは必須です。それでも、「たまにはゆっくり何も考えずに休みたい」「何もしないでお金が入ってくればなぁ」なんて、考えてしまう人は多いでしょう。
ふとそう思った時こそ、仕事に対してのやる気がなくなっている証拠です。また、やる気がなくて全く仕事がはかどらない、ついつい後回しにしてしまう…なんてこともあるでしょう。
やらなければいけないことなのに、やる気がないと気持ちばかりが焦ってしまいます。
今回は、仕事のやる気が出ない原因と、その原因ごとの対処法をご紹介します。
仕事のやる気を出す方法を見ていく前に、まずは今の自分と向き合ってみましょう。仕事のやる気が出ない理由を大きく4つに分けて考えていきましょう。
よく働く日本人に多く見られる原因が、このパターン。やるべきこと、しなければならないことが多すぎるのです。これは仕事に限らず、勉強や家事などでも当てはまりますね。
「これが終わったら、次にあれをやって…あ、こっちも終わらせなきゃヤバい!」
こんな状況に陥れば、全てを投げ出したくもなるでしょう。頭の中がいっぱいいっぱいになって、ひとつのことに集中できません。まずは、頭の中を整理してみる必要がありそうですね。
仕事にやりがいを感じていないのなら、やる気が出るわけがありません。人がやる気を出すのには、小さなことだとしても必ず目標があるはず。
仕事で成功して給料を上げたい、誰かに凄いねって褒めてもらいたい、人の役に立つことをしたいなどなど…でも、自分の目標を叶えるために本当にこの仕事が必要なのか?と考えると、必ずしもそうではないことに気づいてしまうでしょう。
このように、今の仕事にやりがいを感じていなかったり、意味がないと思っている人は、やる気が出ないのは当然だと言えるでしょう。
先ほども述べましたが、人がやる気を出すのには何かしらの目標が絡んでいるはず。そもそもその目標がなければ、やる気を出す理由がありませんよね。
目標がないということは、ゴールが見えないということ。ゴールの見えない道を進みたいと思いますか?ほとんどの人が、ゴールまでの距離が分かっていて、その先を想像できる道に進みたいと考えるのではないでしょうか?
それと一緒で、先の見えない仕事に対しては、進んでみようという興味がなくなってしまうのです。
仕事に行って、家に帰って、少し休んだらもう明日。また仕事に行って…
という毎日を繰り返している人は多いのではないでしょうか?というよりも、こんな生活が普通だと言えるでしょう。そんな毎日に飽きてしまって、心のどこかで刺激を求めているのかもしれません。
景色の変わらない風景を眺めていると、退屈して眠くなってしまうのと一緒です。
やるべきことが多すぎて、仕事のやる気が出ない人は、すべきことはひとつ。ひとつずつ片付けていきましょう。
その時に注意しなければならないのが、着手する前に優先順位をつけておくことです。そうしないと、他のことに気を取られて、結局「あれもしておかなきゃ、あっちも気になる」と気が散ってしまうだけ。以下の点を考えながら整理してみてください。
・どの作業を早く終わらせるべきか
・どの作業にどれくらいの時間がかかるか
・どれが得意でどれが苦手か
簡単なことから終わらせるのがいいのか、それとも大変な作業から終わらせるのがいいのか?これは正直、人によります。自分の性格を考えてみて、判断しましょう。
ある程度頭の中で整理ができたら、紙に書き出してください。終わった作業からバツ印をつけていくと、達成感を感じるとともにはっきりとゴールが見えてくるはずです。
今の仕事にやりがいを感じないというのなら、転職を考えてみるのもひとつの手です。ですが、実際そんなに簡単に転職はできませんし、そもそも、やりがいがないからと仕事を辞めてしまう人は、他の職業についても同じである可能性が高いです。
やる気がないけどやるしかないという時は、きっぱり諦める。そもそも仕事にやる気を出さなければいけないのか?必ずしもそうではないでしょう。やるべきことをして、周囲の人に迷惑をかけなければいいことです。
日本人は、生活の中心に仕事があると考えてしまいがち。その考え方を変えて、プライベートに重きを置いてください。仕事はお金を稼ぐだけの方法であり、あなたの人生そのものではありません。あなたの人生を作るのは、友達との楽しい時間や充実した休日なのです。
思う存分休日を楽しむために、仕事をしているだけのこと。そういう風に考えてみてはいかがでしょうか?
「何のために仕事してるんだろ…」「今の仕事続けてて意味があるのかな?」そう思うことは誰にでもあります。そんなときは、別の視点で目標を作ってみましょう。
休日を楽しむために頑張ってお金を稼ぐ。自分の趣味の時間を作るために、早く仕事を終わらせよう!あのテレビが見たいから、頑張って早く帰れるようにしよう。
なにも、仕事に関しての目標を掲げる必要はないのです。自分の人生を充実させるための手段として仕事を利用するだけ。そう思えれば、少し気持ちが楽になりませんか?
「はぁ、明日も仕事だ…」「行くのが憂鬱…」という人は、毎日の刺激が足りていない可能性が高いです。
この場合の解決法は簡単。自分の生活の中にいつもと違った刺激を取り入れるだけなのです。やる気がないなと感じる日は、終わってから同僚や友達と飲みに行く約束をしましょう。また、イメチェンをしてみるだけでも、気分が変わるでしょう。
さらにおすすめなのが、恋人を作ることです。彼氏、彼女が出来たら、なんだか毎日が楽しくなりますよね。仕事をしている時でさえ「あの人も頑張ってるんだから、わたしも頑張らなきゃ」そう思えるものです。
ここからは、やる気がない自分の背中をちょっとだけ押してくれる著名人たちの名言をご紹介します!捉え方は自由!前向きな言葉をたくさん取り入れて、考え方を少しずつ変えていくことが大切です。
神様は私たちに、成功してほしいなんて思っていません。ただ、挑戦することを望んでいるだけよ。
マザー・テレサ
絶対に成功しなければいけないわけではありません。それよりも挑戦することのほうが大切。もし失敗したとしても、それがきっと自分のためになるんです!
最も高い目標を達成するには、一歩一歩進むしかないという事実を、頭に入れておかなければならない。
アンドリュー・カーネギー
一歩一歩ゆっくり進めばいいんです。特に高い目標を持っているときは、なおさら。やるべきことを飛び越えて焦って前に進むより、着実に進んだ方がよりいい結果がでるはず!
夢は逃げない。逃げるのはいつも自分だ。
高橋歩
あなたの掲げている目標は逃げません。その夢に進んでいくか退くかは自分次第。たとえ一歩でも前に進めたら、それは夢に近づいているということでしょう。
欲しいものは何でも私に言うがいい。ただし時間以外だ。
ナポレオン・ボナパルト
自分次第では何でも手に入る。ひとつだけ、自分の思い通りにならないとすれば、それは時間です。立ち止まっていても時間は前に進んでしまいます。今ある時間、この瞬間を大切にしましょう。
やる気を出すには、しっかり休息を取ったりリフレッシュすることももちろん大切です。今回は、そんな王道のやり方と少し違う視点からやる気を出す方法をご紹介してきました。
そもそも、やる気を出す必要はあるのか?そこに注目してみてください。やる気を出さなくても、やることはやろうと思えば出来る。なにも、常に全力でいる必要はないのです。自分のペースで一歩一歩前に進んでいけるといいですね。